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気ままに写真の日々つづり

今更自家現像はじめました

今年の初めくらいから”自家現像でもやってみようか”気分が芽生え、この11月ようやく着手してみました。何だか敷居が高く感じてしまい、及び腰に。その初モノクロ自家現像の備忘録です。

 

■まずモノクロ1本現像の練習にするため、職場の人や風景など適当に撮影。現像失敗してもあまり気にならない程度の撮影からスタート。しかし、撮り終えた後フィルムの巻き戻しがうまくいかず、途中でカメラのふたを開けてしまう。ここからつまずくなんて幸先が・・・(涙)

■とは言え少しは写っているものもあるかととりあえずダークバック内でごそごそフィルムをリールに巻きつける。これ、本当は1本フィルムを犠牲にして明るいところでリール巻きの感覚を掴むと良いとあったが、安くないフィルムだったのでいきなり本番にする。

一応この動画をよく観ておいた

www.youtube.com

何とか巻けたけれど、目隠し状態のようなものでリール巻きはしんどかった。ダークバックでごそごそと冷や汗かいていたので、子どもにとても怪しまれた。

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■前日には調合しておいた薬剤を風呂場にセット。フィルムはフジのアクロス。silversalt現像液では温度は20度、15分現像(30秒攪拌ののち50秒停止・10分攪拌)と書いてあったのでその通りに。温度を測ると22度という微妙さ。氷を袋に詰めて、バットに沈めて温度調整してみる。でもこの温度管理って難しい・・今の時期だからまだマシなんだろうけども。

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■作業タイマーは”develop!”というアプリを使用。初めての現像なので自分でも要領をまとめたメモを傍に。頭の悪そうなメモ・・・・

作業中も工程を撮影したかったのだが、初めてゆえあまりに必死で撮影出来ず。現像終了後は停止液(30秒攪拌)→定着液(30秒攪拌ののち、10秒攪拌/30秒停止)→水で何度か攪拌して水洗促進剤1分ののち、水入れては10回攪拌を10分間繰り返す→ドライウェル入れて30秒攪拌 という流れで終了。

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で、出来ました(涙)。多分成功?なのか?

撮り終えたフィルムをすぐ現像できるのはとても嬉しい。温度管理は季節によっては大変そう・・。そして、『今日は仕事は休み、休日なのです』ということをものすごく実感した現像作業だった。

停止液をクエン酸にしたので思いの外匂いも少なめ、多分家族に迷惑をかけないで済みそう。それに現像後は風呂場と洗面所をよく洗っておくので、かえって有り難がられる気もする。

ただ、仕上がったフィルムの所々に白い粉のようなものがこびりついていたのが気になる。何だろう?

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最近こちらの白黒キノフィルム(映画用フィルム)を貰ったので、今度はコレを使って撮影&自家現像してみようかと思います。