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気ままに写真の日々つづり

初心者の現像ワークショップ

ちょうど上京する用事があるついでに初心者向け現像ワークショップに参加してきました。

”前に自家現像をしたが微妙に失敗してしまい怖い”&”使ったフィルムの現像データがよくわからん”ということで中々自宅での現像への腰が上がらないヘタレだったので、ちょうど良い機会となりました。慣れる前に習え(?)、ということで。

場所は八丁堀のアトリエ・シャテーニュさん。

持参するものは撮影済みモノクロフィルム2本とのことで、去年の春に撮ったコダックイーストマン ダブルXとロモグラフィーのバビロンキノフィルムを持ってきました。どちらも映画用フィルムで、現像データがよくわからない困ったフィルムです。

今日使うラボのタンクはマスコタンクです。コレ、なんかカッコいいから欲しかったんだけどもう新品では買えないのよね・・(涙)

まず、指導してくださるラボマンの方の元でリールへのフィルムの巻き方を練習。これが中々うまくいかず4回くらい繰り返し練習(不器用)。その後、真っ暗な小部屋でリール巻く練習。本当真っ暗で何も見えない中クルクルと。家ではダークバックの中でゴソゴソするので、手元はわからないものの視覚は確保されている。でも、この真っ暗な小部屋はなーんにも見えないので焦りました。中には暗所&閉所恐怖症のため耐えられなくなる方もいるらしい。

 

そして本番のフィルムを巻いて、先生にチェックしてもらい現像作業に入ります。マイナーどころのフィルムだけれど、現像レシピは普通で、「20°Cの10分で良いでしょう」とのこと。なるほど。現像液はポピュラーなD-76使用です。

温度管理は大切。マスコタンクはステンレスで手の温もりが伝わるから、ちょっと基準より低めの19.5°Cで溶液を作りましょうということでした。デジタル温度計が便利なので欲しい。そしてラボなので水場がとても広いのが良い。

そんなこんなでタイマー眺めながら雑談をしつつ、和やかに現像作業を進めていきました。家だともう焦りがすごくて何が何だかわからなくなるのに、プロと共に作業をするとこんなに和やかに時が流れていくとは・・・!

以前家で現像やった時は変な結晶がいっぱい着いてしまい困ったけれど、改めて水洗が足りなかったのかなあという印象。水洗促進剤を使ったからといって水洗をケチれるってわけじゃあないのよね。

そして車洗い用のスポンジに包んで水を切って、吊るしてひとまず終了。綺麗な現像済みフィルムが出来上がりました。プロの先生ありがとう。。

その後、ベタ焼きやって終了という流れに。今回は時間の都合でプリントワークショップまでは出来なかったけれど、ベタ焼きでちょっとばかりのプリント体験。印画紙に像が浮かび上がる様子は感動ものです。自家プリントも家で出来たらなあ・・・

そんなこんなで、プロの先生に色々教えてもらい少し現像への恐怖が払拭されたので今度はちゃんと水洗を丁寧にやって家での現像も成功させたいものです。

東京はレンタル暗室がいくつかあるので羨ましいなあ。田舎でも出来ないかしらん。